βチタン ブレーキナット
やっと自転車がお店から帰ってきたので届いていたパーツを組み付け。
大阪天王寺のバイクショップBYCYCLE STUDIO MOVEMENTさんにお願いしていたβチタンのブレーキナットです。
よく分からない錆び?の浮いた一番右側のナットと交換。
マジョーラブルーが美しい。
ブレーキの構造かバイクカラーのせいかちょっと目立たない感じになってしまいました。
ちなみに最初は陽極酸化処理を行わず自分で焼き入れをしてグラデーションにしようとしたのですが調べていると強度が下がるらしく、製造元の日本特殊螺旋工業さんに問い合わせてみることに。
結果として焼入れはNOです。
というのも破断に対する性能を必要とするナットには加熱による酸化、組成変化で起こる強度のバラつきが望ましくないからです。
まずナットの材料であるチタンについて。
MOVEMENTさんで購入したものは64チタン合金(Ti-6Al-4V)といわれるもので純チタンとは異なります。64チタン合金ついて(日本特殊螺旋工業さんのブログより)
きちんとした製品のようです。
そして焼き入れによるグラデーションについて(同ブログ)
すすめられないようです。
最後に問い合わせに対する回答として
64合金はバーナーでの熱処理の難易度が高くなります。
また、バーナーと言う不安定な器具や設備で過熱をすると焼きムラも生じ てしまうため、組成変化そのものもムラになると考えられる。
板材ならまだしも、ボルトやナットは締結部品である以上「脆くなって折れる危険性」 と言うのは出来る限り排除するべきと弊社では考えています。
上記リンク、焼き入れによるグラデーションについてで書かれていましたが熱処理により硬度が上がると粘りが失われるみたいですね。なので、ボルトという部品において破断の危険があり、バーナーなどで不安定な火入れをするのはボルトの性能低下の可能性が高いということです。
以上から焼き入れ処理は諦めて再びMOVEMENTさんに送り直し、陽極酸化処理を行っていただきました。
その節はお手数をおかけしました。ありがとうございます。
なめねじ
ブレーキシューを固定するためのネジが舐めてしまったのでお助けマンを呼びました。
舐めてしまったんじゃよ。。。。ねじ穴の精度悪くないかしら?(ブレーキ付属品)
ネジザウルス先生ザウルス!!
タテに生えている鋭い歯でネジの頭をがっちりホールド。くわえ込んだら離しません。レビューなどではネジの材質が固いと先生の歯が負けてしまうことがあると書いてあったのですが、ブレーキシュー用のネジにそんなもの使ってないだろーということで。
ばっちり外れました。ネジが負けて歯形がついてます。日向は木の葉にて最強じゃなかったのね....。
ガッ
前から思っていたんですがこの塗装弱すぎません?なんだかよく分からない錆びも出てくるし...。
ネジザウルス先生にはいくつか種類があって一番最初のモデルのPZ-55その他、そしてうちのPZ-58があります。型番は使用可能なネジの頭などによって異なるようなのでご自分の使用用途に合ったものをお選びください。PZ-55
ちなみに焼き入れ処理のされた硬度の高いネジ(タッピングネジ、コースレスレッドなど)や緩み防止接着剤の塗布されたネジ、完全に錆び付いて固着したネジには使用することが出来ない場合があるそうです。裏面に書いてました。タテ歯が負けるんですって。
マクロレンズほしい。
Schwalbe One
シュワルベワンを3000kmほど使っての所感。
軽い(完成車付属と比較して)振動が少ない、よく走る、グリップも良い。
お勧めできるタイヤだと思います。ただスリックなので雨の日は段差や白線で滑ったり怖いので気をつけないといけません。コーナーの際のグリップは付属の35C ブロックパターンの方がさすがに良かったかなとは思ったり。でも当時とはコーナー速度が違うので何とも言えませんが。
ひとつだけ、私の個体だけかもしれませんが装着後からサイドスキンが裂けてきます。繊維が1本だけ飛び出してそこからツーっと裂けます。その後現在まで使っていますが特に問題は感じませんでした。
こんなんや
こんなんなって
こんなふうになる。
タイヤトレッドは丸かったものがすこし台形になって平面を感じられてきたかな?という程度。まだ使えそうかも。
Prinz Eugen
なるほどね。
300kmライドの果て
わたしが走ったわけじゃないです。
福岡からあかしさんとげつさんが来るというのでお迎えに行くことに。伊都-久留米、菊池-阿蘇、高千穂-熊本を一日で走るそう。聞いたところAM4:00に出発したらしい。
最初は、熊本で一緒にご飯食べるだけかしら。なんて思っていたのだけれど気づいたら高千穂まで迎えに行きますなんて言っていたので、しぶしぶ出発。
いつものように瀬田神社でお水を汲んで、南阿蘇から高千穂へ。脚を温存するように軽く走っていたのだけれど、お昼をのんびりローソン阿蘇白水で食べたせいで、約束していたPM15:00に間に合いそうになく、途中から一生懸命こぐ。それでも使いすぎないように意識して。
高千穂に入ってから鹿と遭遇して大きさにビックリしたり。
結局、約束から30分遅れで到着。高千穂峡で合流しました。ごめんなさい。
怒ることなく笑顔で迎えていただいた2人にごめんなさいをしてました。
げつさんのGIANT TCR SLR2。傑作モデルですね!エアロシーポスにケーブル内蔵とハイエンドの血脈。ホイールは純正。アルテグラホイールも持ってるそうですけれど、圧倒的成長のために置いてきたとか。真似できません。
ラブライブ。にっこにこにーって言ってる娘。
HL-EL540 エコノムフォース。乾電池式とバッテリー式がありますね。乾電池は入手性からロングライドで需要がありそう。4000カンデラ、170ルーメンですがこれの明るさはすごかったです。後ろから照らされて自分の周りが明るい。
こちらはあかしさんのバイク。KhodaaBloom Farna-SL。こちらもケーブル内蔵で。アルミですが完車7.4kgと軽いです。
アルテグラホイール!さらにIRCのチューブレスタイヤ。230gほどの軽量タイヤでインナーチューブを必要としないので、最終的にクリンチャーよりも軽く仕上がっているそうです。
フロントバック装備はロングライド派のあかし。volt300かしら。
コンポーネントは全てアルテグラ。うらやましくなんかないんだからね....。
紅葉を見に寄ったそうだけれど、すでに散っているからかしら、見渡しても緑の葉と灰色の岩肌。遊歩道を歩く階段もつらいのか早々に出発。
引きちぎられる。
高千穂峡をあとにして国見台、五ヶ瀬の方向へ。この道を30km/hちかくで走る人なんて初めて見たわ....。4-5%はあるんじゃないかしら?しかもすでに200kmも走っているなんて。
脚を残してきたはずなのに、限界近くの必死さで追いすがりました。わたしは少し軽めのギアで80-90で回していくのに、あかしさんは低いケイデンスでどんどん先に行く...。これが実力、つまりパワー、そして筋肉....。
ちょっとバテ気味のげつさんをアシストするあかしさん。バッグが重そう。
このあと山都町に入ったあたりで日が沈み、辺りは暗くなる。ライトを点灯して走る3人。エコノムフォースが力強い。
矢部に入る前に完全な暗闇へと突入し、前を走るあかしさんの、赤く光るテールを見つめ走る。ふと目をやる看板に、外気温7℃なんてあって寒さに震える。もうわたしの頭の中にははてなマークだけ。なんでこんなことしてるのかしら。
ダウンヒルが寒い。真冬用のビブを持ってきて、シューズカバーも付けておくべきだった。真っ暗な峠で速度が出ない。路肩が見えない。先も見えない。中央線のアールを目安に曲がっていく。気を張る。後ろからあかしさんがカーブの先を照らしてくれて、光線が心強い。
なんとか、熊本市に入って予約していたお店へ向かおうとすると、わたしのスマホが震える。寒さで手も震える。電話はお店からで、予約していた時間を過ぎても来ないので他のお客さんを入れたって。pm19:00に予約していたのだけれど、その時は御船IC近く。急いでお店に向かいPM19:30に到着。席は空いてるように見えたけれどもう入れないって.......て........。.......ねぇ?
あかしさんが見つけた近くにあるまちの定食やさんへ。落ち度しかないわたし。ごめんなさい。
もつ煮込み定食650円。
もっもっモツ。あたたかいごはんだ。
アジフライ付き!
ふたりの分も運ばれてきて一緒にいただきます。げつさんがすごいスピードで食べる。とってもお腹すいていたそう。ごはんのおかわり無料ですってよ!
おふたりは宿に向かうそうで、ご飯のあと少し走ってお別れ。また走りましょうね。
最終的に走った距離は285kmらしく、なんなのおかしいでしょ...。次に日は島原を走る予定だったけれど福岡に戻ることにしたみたい。それは118kmだそう、やることおかしいわね。
ちょっと高千穂まで紅葉狩りに。
たまには遠出してみるか、とおでかけ。
高千穂まで紅葉狩りに行ってみようかしらん。
いつもお世話になっています、瀬田神社。ちょっと場所がわかりにくい。
今日も水を汲ませていただきます。その後は、南阿蘇の方へ。
1つ目の目的地は上色見熊野座神社。熊本は熊野神社が多いけれど、熊野三山とは関係ない気がする。漫画「夏目友人帳」の作者・緑川ゆきは熊本県出身で、同作品には熊本県人吉・球磨の風景が描写されている。
上色見熊野座神社は作者の短編漫画である「蛍火の社」の舞台の1つである。アニメ映画化もされているので興味のある方は是非。おもしろいですよ。
灯籠と。
石段。
鳥居。
登る。
苔の緑。
こんなところにも苔。
静謐。
穿戸岩へ。険しい。
穿戸岩は健磐龍命の従者・鬼八法師が蹴破ったとされている。健磐龍命は阿蘇神社の主祭神。ちなみに出雲や阿蘇、諏訪のように太い注連縄を張っている神社は、縁結びの験があるとされている。
クリートに泥が。雨上がりだったから。SPD-SLってとても泥に弱いのね...。
神社の場所はgoogle mapで表示されませんが、上色見郵便局のすぐ前です。このあとは高森の町を通って宮崎・高千穂へ。
高森の町を一望。
ちょっと時間がかかってしまったけれど、お昼。たかちほ食堂さんへ。地元の方も多く、賑わっています。店主も気さく。
もちろんチキン南蛮を注文。お味噌汁と小鉢のつく定食で850円。
少し酸味の効いたソースとお肉がおいしい。
おいしい食事をいただいたあとは本命の紅葉狩りへ。
天岩戸神社。鳥居から眺める。
古いお守りを返納して新しいお守りをいただきました。もちろん交通安全。
....。
お参りしないと。こちらは本殿。
すぐ隣に石積みで有名な天安河原神社が。こちらにもお参り。
こじんまりとした参道を進むと天安河原へ続きます。
少し色づいてるかしら。
天安河原。沢山の石が積んであります。石積みというと賽の河原を思いつくのですが、あちらは出雲か恐山のことだったような気がします。子どもが石を積むお話。地蔵和讃。
積み。
願いごとをして石を積むそう。積まれているのは、石なのか意思なのか、遺志なのか。
はるか天孫降臨の地を臨む。
宮崎の紅葉といったら高千穂峡。ボート降りなんていかがかしら。
少し色づいていたり、まったく紅葉してない木もあったり。燃えるような紅葉は見ることができませんでした。
この鯉おっきいわね、なんて思いながら近づくとチョウザメでした。なんで。
おっきい。
ニジマスもおっきい。淡水魚館なんてあったけれど、時間がないので見ないことに。高千穂神社も時間がなくて行けませんでした。チョウザメの養殖をしているそうな。
お神楽の人!天狗じゃないよ、天手力男命だよ。天照大神の引きこもった岩戸をこじ開けた神様。
お神楽は色んな演目があるので地域によって、舞われる神様も話しも様々ですね。
お水が高いと怒ったり。
ペプシに限る。
高千穂をあとにして、五ヶ瀬を通る。途中、赤い紅葉を見つけたり。
今年は赤くなりきれなかったり、タイミングが合っていなかったりとかなりの不作でした。
重たい脚。全く踏めない、登れない。死にそう、もう無理なんて叫びながら、ファミリーマート矢部店へイン。補給と休憩。コーラとパン。カレーパンってなんでこんなにおいしいんでしょうね。
ヨウカン マイ フレンド。
日も落ちてきて、焦る。暗くなる前にうちに帰るのは無理そう。幸い、矢部からは下りなので、お家に帰りたいパワーで巡航アップ。残り30kmの看板を見て全力。もうわたしを止められるのは信号だけ。
少しでも止まると自分の汗で体が凍える。アンダアーマーは汗抜けが悪いですね。汗っかきなのもあるけれど。
お守りのおかげか、無事に帰宅。シャワーを浴びてSAVASミルクを飲む。わたしはけっこう好き。今回から教えてもらって、脚のマッサージを始めましたけれど、次の日も脚が軽いです。すごい。
こぺこぺと、ゆるゆる進む
一度も目がさめない、深い眠りからようやく目覚めると、すでにこっペくんは起きてわたしの椅子に座っていた。
ぼんやりとツイッターを見て、それからあわてて身体を起こす。1時間以上待たせてしまったみたい。起きるのが遅くなったことを謝り、急いで出発した。
朝ごはんはいつものコンビニで。大津市街を通って瀬田神社で湧き水を汲む。あとのことを考えて30km/hくらいで走っていたけれど、すました顔で付いてくる。この人、速い...。
今回は北登山道(赤水線)から登る。ローソンが進入の目印。わたしは、この道が一番景色が良いと思う。ギリギリの心拍と疲労で登っていく。がんちゃんさんは緩いなんて言っていたけれど、今のわたしには荷が重い。草千里に登る前の道が一番傾斜がきついけれど、もうすぐと言い聞かせながら登った。
草千里を一望できる展望台。下ると草千里の目の前に施設があるけれど、じつは一度も利用したことがない。
気に入る写真が撮れなくて、こっぺくんのカメラが羨ましいと思ったり。重そうだけれど。
そのまま通り過ぎて火口ロープウェー前まで。地味な上り下りが脚に堪える。補給はもちろんペプシで。
わたしの寝坊でゆっくりできる時間が少ないので、東登山道(坊中線)を下って阿蘇神社へ。ダウンヒルって怖いけれど、どれだけ上手くコーナーをクリアできるかなんて考えていると意外と楽しい。漕がなくてもスピードが出るしね。
まずは腹ごしらえ。とてもお腹が減っていたので目に入ったbistro montさんへイン。スープの塩みとサラダの瑞々しさに夢中でほおばる。ぺろり。
メインは牛すじカレー、850円。学生に見えたからかしら、大盛りをサービスしていただきました。少し香辛料のきいたルーをいただく。辛いかしら、少し?いやギリギリ?空腹が最高のスパイスね。
オレンジジュースまでいただいてしまいました。ありがとうございます。
食後は阿蘇神社の門前町を散策。少し古いけれど、それがちょうど良い。賑わいの中を歩く。今回は食べなかったけれど、馬ロッケの阿蘇とり宮さんもおいしいですよ。観光情報はこちらをどうぞ。
至る所に水基があって自由に汲むことができる。容れ物がない方は阿蘇レトロ雑貨さんで水筒を買っても良いかもしれません。
よく冷えてます。
柄杓と。
その後はラピュタの道へ行くために外輪山へ。尾根を上り下りするのがつらくて、こっぺくんに前に出てもらいました。すいすいと登っていく。なんなの...。
膝も痛くなって、1つの坂を登るたびに「これで終わりでしょ」と心の中で呟く。そもそも、一回登ったのに、下ってまた登り返すなんて信じられない。何のために登ったのか。そのまま進むか、一回で登り終われば良いのに。
途中、over skyなcycle witchesジャージの私たちだけれど、skyジャージの人に抜かされました。なんなのあの速さ。
大観峰を通り過ぎて、ラピュタの道に着いたわたしは、疲労でダウン。こっぺくんが写真撮影していたのを座り込んで眺めていました。強すぎるでしょう...。
その後はミルクロードを一気に下って。大津へ。下り基調なのもあって、そこまで膝に負担をかけずに帰宅。そしてこっぺくんと熊本駅でお別れしました。
市内だと上映していない。
さわやかに強くなりたい。
良い旅になっていたら良いのだけれど。わたしも他の人と走ることで刺激を受けることができた。次は福岡か京都で走りたいです。登りも負けないぞ!