コーナリングについて私的まとめ

まだ加筆中

来年の自分と悩める諸賢のためにここに記したいと思う。随時更新して最新の所感にしていけたらいいなと。

・表題にもありますがコーナリングについてです。上記からさらにダウンヒルと平地でのコーナリングの2つに分けられると思いますが、今回は平地でのもの(180°近いヘアピンを問題とする)に限定して書きます。

まずコーナーリングの際の目標はいかに速く、楽に処理出来るかということに設定されると思います。その時に必要な要素を分析して挙げてみようと思います。

1.コーナー旋回速度を速くする

2.コーナー出口速度を速くする

3.バイクコントロールテクニック(落車しない最速)

以上の3要素となります。それでは1つずつ順に解説していきましょう。

要素1.コーナー旋回速度を速くする

ライン取りによる解決があります。通常速いといわれているライン取りにアウト・イン・アウトのラインがあります。イン・イン・インで通るとコーナー出てから死ぬほどキツイです。集団でも単独で処理する場合でも。なので余裕がないときほど、集団の速度が速いときほど外側に位置取りましょう。死にます。

さらにアウト・イン・アウトのラインでもコーナーのアールによって複数種類あると考えることが出来ます。

下図参照。

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(図1)

なんて素晴らしい図なんでしょう!アウトから入ってイン側アールの頂点でクリッピングして再びアウトに抜けていきます。道幅が広いときはこれで良いです。実際、2車線90°くらいのコーナーならこれで問題なく処理できます。さらにコーナー中もペダリング出来るとより速いです。

ですが私たち苦手意識を持つ人間からするとこんな分かりやすいラインが取れるときは問題ではありません。では、次にアウト・イン・アウトが取れないときのコーナーでは?

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(図2)

180°に近いヘアピンコーナーをイメージしましょう。クリテで苦手意識をもつのはこのてコーナーです。ちなみにこのラインは要素2、3でも重要になるので覚えておいてください。ヘアピンコーナーで図1のようなアウト・イン・アウトのラインを通ろうとすると要素2、3で速い処理ができません。イン側アールの頂点から進行方向に少し先でクリッピング(C)し、図2の様に処理します。旋回速度はアウト・イン・アウトより少し遅いと考えられます。しかし、その後が重要なんです。さらに言えばコーナーは大きく曲がってアールを大きくとったほうが速く曲がれますのでより望ましいラインは下図になります。

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(図3)

図2の走行ラインをそのまま拡大して外側アールでぶつかったところから曲がるイメージです。これをC2とします。(当初のクリッピングポイントはC1)このラインを通ることでより速く曲がれます。実際の走行ではここまで大げさではないでしょうが。以下では図3を前提に進めていきます。

 

要素2コーナー出口速度を速くする

これはペダリングです。要素1で旋回速度を速くすることでイン・イン・インを通ったときよりそもそも速いです。そのおかげでより重いギアを楽に踏むことが出来ます。楽に走ることは中盤以降の余裕に繋がってきます。重いギアを踏めることで加速が速いです。その上で意識することは旋回中なるたけ早い段階でペダリングを開始することです。そうすると他人よりより速く楽に重いギアを踏めます。無理に重いギアから踏むと筋肉に疲労がたまります。

また筋トレすれば良いじゃんという脳筋な回答をもらうことがあるかと思いますが、筋トレをした上で意識すれば、意識していないときより早く曲がれます。そういうとこに意味があるんだよ。

しかし、旋回中にペダリングするとペダルヒットの危険があります。バイクをバンクさせているからです。それを避けるためにはバイクを立たせないといけません。アウト・イン・アウトですと出口までバンクさせていないといけませんが図3のラインですとクリッピングを超えてからまっすぐ走れるようにラインをとっているのでバイクを早く立たせることが出来ます。このおかげでペダルヒットの危険無く踏めます。

以上からアウトインアウトより図3のラインの方が結果的に早く楽に走れます。

要素3バイクコントロールテクニック(落車しない最速)

最後にテクニックですが、荷重を後ろにかけながら旋回します。バイクは自然と前加重になるようになっていますがこれを(前:7、後3)とします。サドルの後ろに座り(前:4、後:6)くらいをイメージします。こうすることでリアの荷重が抜けてスリップすることがありません。そのためにコーナー前ですでに減速してサドルの後ろに座る準備をすると良いでしょう。どうせ集団で走っていても皆減速します。単独ではぎりぎりまでペダルを踏んでいる方が良いですが楽に走るためには少し前から踏みやめていいと思います。また、後ろ荷重にすることでバンクさせているときにペダリングをしてもスリップすることもありませんし、荒れた路面でもグリップしてペダリングすることが出来ます。

つぎにコーナー中の荷重のかけ方ですが外足荷重でバイクのbb上に上体の大部分が収まる方が望ましいように感じます。リーンイでなくリーンウィズですこしだけリーンアウトなイメージでしょうか、また外足荷重を使ってバイクを内側に押しつけるように曲がりましょう。それが荷重移動で曲がるってことです、また下ハンドルを持ち重心は低く、ヘアピンでは大きく緩やかに曲がるよりもクリッピング付近で一瞬逆荷重でハンドルを切って前輪タイヤのグリップを押しつけながら一気に曲がるイメージでしょうか。切れ込むように。ペダリングできそうなバンクでいい時はサドルに荷重をかけて内側に押しつけましょう、外足荷重だと足を止めないといけませんがこれならペダリング出来ます。