最近のレースについて

レースの話をしよう。

7月広島の惜敗から椿ヶ鼻、山口2days、大分2daysと転戦し少し書くことがたまってきました。

2017JBCF椿ヶ鼻ヒルクライムE3

結果は下から2番目のブービー。ホビーレースを走っていた間メインであったヒルクライムレースで衝撃でした。

スタート後から緩やかな登りを高速で走行、中盤からの急勾配で失速という結果。レース分析としては体幹の不足、練習の不足。ポジションキープが難しく踏み続けることが出来ませんでした。

反省としてプランクの導入、サイコンを修理に送って走るモチベーションの回復。(広島後、sgx-ca500が壊れてログを取れずやる気を喪失していた)

2017JBCF山口2days - 秋吉台ロードレース クラスE、維新クリテリウムE3 -

9/16,17の2連戦。秋吉台は数少ないロードレースということで入れ込むも昇格なし、エリートクラスタは統合、チーム戦という特殊仕様。Eカテ上位の選手と自分の得意分野でやり合えるので楽しむ方向で。維新は台風のため中止に。

結果は3位と健闘したと思います。

2週50km弱のアップダウンにゴール前10%-20%位の急坂。ここでがんばる作戦。台風で開催が危ぶまれる中、当日現地入り。1週目パレードからのアクチュアルスタート。悪天候のため降りで集団が崩壊。スキルがない選手はこの時点ですでに勝負から降ろされることになったと思います。私もスキルがない選手なので先頭からどんどんポジションを落として復帰するために脚を相当使いました。

2週目、ウエットの降りが致命的に下手で、このままだと勝負できないと考えゴール前に脚を残す作戦へ。周りを気にせず自分のラインで降り急坂前でアドバンテージ、または吸収される目論見。

幸いにもチームメイトが逃げに乗ったので先頭10番手ほどでローテに加わらない好位置で流す。吸収後、ゴール前まで降りが続く区間でアタック。集団から飛び出して降りへ。飛び出すも想定地点より早すぎてきつくなったので踏みやめて流しに移行。何人かに追い越され先に急坂に入られる。降り終わりで踏んで少しでもタイム差を縮めたい。ここでの差が致命的に勝負を分ける。

急坂途中で追いついて小休止。次の動きに備える。この時点で先頭は私を含め8人ほどか。残り1kmくらいでチームメイトが飛び出し強いなーと思いながら他の動向をうかがう。昇格ないしチーム優勝が出来ればいいので後詰めの気分。

20170915-17@JBCF-AKIYOSHIDAI-127 photo by FABtroni+camera 山科選手とその後ろ隠れて宇賀選手

他選手が追走に出ないのでもしかして余裕がない?と考えペースを上げVC AVANZAREの山科選手が付いてくる。残り500m位でチームメイトのカツオを吸収。きついペースをキープしているけど相変わらず山科選手はついてくる。もう終わりたいの気持ちしかなかった。山科選手と勝負かとボンヤリしていたら後ろからギュンとフィッツの宇賀選手が飛んでいった。瞬間で無理と判断してペースキープ。ここが私の弱さです。

残り250m位で山科選手がアタック。少し考えて"追うべき"の結論が出たのでペースアップ。ジワリジワリと後ろから併走まで追いついたものの時すでに遅くスプリントへ。半車身届かず3位に。

作戦は大体成功し、最後の急坂もイケるはずだった。負けたのは勇気を持って勝負を切り開かず、日和見に過ぎたからだった。勝負どころ、脚を残していたのだから宇賀選手に反応すべきだった。そして自分で仕掛ける。

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TAKE THE RISK OR LOSE THE CHANCE

応援しているAG2Rのバルデモデルより。

2017JBCF大分2days - 大分いこいのみちクリテE3、大分ロードレースE3 -

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photo by ko-he- @zildjian79590

10/14,15の2連戦。地元九州で近場、残りレースも少ないため焦燥感に駆られる。

初日のクリテリウムは1.1kmコースを10周回という短さ。勝てるビジョンが浮かばないためE3ならいけそうという理由でとりあえず集団スプリントを狙ってみる。

毎周回誰かしら飛び出しては吸収される高速レース。逃げ切りが決まりやすいコースとは言われているものの距離が短いため脚力の差がでない。クリテはロードレースやヒルクライムと違った勝負が必要でそれがなにかまだ分かりません。

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7周回目180°コーナー後に飛び出して逃げにトライ。ボヤゲの松原選手が出てきて協調してみるが1周後吸収される。しょうがなしと集団スプリントに備えるため集団中頃へ。とするとゴール2つ前のコーナーで前走パラボラの選手がリアを滑らせて曲がりきれず落車。はあああああああ!!??と思いながらブレーキをかけるものの放り出されたバイクにぶつかり落車。すぐさまバイクを確認して走り出す。この時点でわたしのレースは終わった。あとは一縷の望みを胸に復帰しようとするも30位という結果に。

前回の壱岐でもぶつかってきたのはパラボラだったので3回目はないと思って下さい。レースを降りる原因を作った選手に紳士に対応することはそろそろ出来ない。

2日目のロードレースは悪天候で、ゴール前コーナーが逆バンクなため気をつけた方が良いというアドバイスをもらい朝一で試走。試走終わり今日も頑張った!とやり遂げた気分に。朝一で会場入りしてもレースは最後なため寒い、気持ち悪い、眠い中なんとかやり過ごした。

ローラーでアップ兼暖気してスタートへ。交通規制終了まで時間が押しているため1周回減って5周回との説明が。

このレースも毎周回誰かしらアタックが入る。しかし登り切った地点で吸収かゴール登り前180°コーナーで吸収される。ウェットコーナーが苦手な私はどこかしらでスピードを落としてインターバル走をすることになり少しきつい。

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昨日は残念でしたねなんて話ながら。シーズン終盤になるとE3になんている連中はだいたい顔見知り。
残り2周回の時点でボヤゲの松原選手が逃げ30秒ほど差を付けられる。やばいのでローテで追走を試みるも上手く回らず焦燥が募り1人で追走に出るが180°コーナーの処理に失敗して吸収される。ラスト周回でも15秒ほど差がありこれは無理かも分からんということで先頭3、4番手へ下がる。この局面で前を引こうとする選手がいるが昇格狙いに切り替えたので私は引かない。セオリー的にはここで追い上げて吸収するのかもしれないと今思った。そうすると私はローテを乱す選手ということになる。

最終週で慌ててあげるよりも2周残してジワリ様子を見ながら上げた方がコントロールしやすいと思うけれどよく分からない。

ラストコーナー前降りではボヤゲは見えず決まったかななんて思いながらコーナー処理。すこし失敗して番手を落としたがすぐにギアを上げて先頭を射程範囲内へ。少し登るとボヤゲが前から降ってきて!?だったがパスして回りのスパートに合わせ番手をキープ。気づいたらゴール前500mくらいだったので何も考えずにアタック。頭の中は垂れたら、実は後ろに誰か付いてきてたら、差されたらなんて不安が渦巻いてたけれど無事1位でゴール。まだ余裕があったからもっとスパートかけてもよかったかもしれない。

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ゴール前、後ろが付いてきていないか確認するのが大切だと思ってるけど失速が怖くてなかなか出来ない。ウェットコーナー、この2つが次の課題ですね。

秋吉台は大きな自信に繋がったけれど未だ勝ちがない中、ここでダメだったらどうしようと自分を信じられませんでした。やっと昇格できて、今は実業団で戦っていいんだという安心感でほっとしています。

天気の悪い中写真を撮ってくださったko-he-さんやサポートして頂いた皆さんありがとうございました。またお会いしたいです。

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PS.サランラップのおかげでGARMINが壊れてなかったです。