別府でべふべふ

鉄は熱いうちに打て。肉は熱いうちに食え。寿司は握りたてを食え。ブログはその日のうちに書けとはこのこと。

つまり自転車の上で肉を焼いて寿司を並べた。

 

- 遡ること数時間.... -

 

別府にうまい焼肉を食わせる店がある。情報を手に入れた一同(私、ハナダ※ドタキャン、ふくべ※ドタキャン)はすぐさま現地に飛んだ。

早速現地に到着した調査隊。しかしまったく勝手がわからない。そんな時はRPGの定番、情報収集から始めるのだ。第一村人の確保に向かう。

「ヤキニクオゴレ」-不思議な言葉だ。これを唱え続けると現地人が寄ってくるらしい-

「カノジョニフラレタ」むむ!なぜか哀愁漂う言葉で応えがあったぞ!調査隊は声の方向へと向かった。

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「カノジョニフラレタ」やったぞ!第一村人を発見した。

-聞き込みで分かったことがある。彼の名前はそーせーといって最近彼女に振られたらしい。クリスマス前にかわいそうに。しかし、聞き込みを続けているとどうやら美味しい焼肉屋さんを知っているらしい。そして案内してくれるいうのだ。

調査隊は渡りに船とばかり彼に案内を頼んだ。これで美味しい焼肉が食べられるわね。

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美味しい焼肉を食べる準備は運動にあり。偉人の言葉に従い私たちは自転車にまたがった。

別府の山をダンシングで軽快にクリアしていくそーせーさん。大分は山がちな地形でありどこに行くにも山を越えないといけない。トンネルが日本で一番多いのだとか。

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別府から由布院へ。一同はただ山を越え焼肉を目指す。

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そーせーさんのバイクはGIANT TCR ADV SL。超巨大バイクメーカーGIANTの旗艦モデルだ。このマシンを駆る限りあなたはもう山岳コースに怯むことはなくなるでしょう。知らんけど。

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そして私のバイクはSTORCK AERNARIO PLATINUM。昨年から共に走ってきた相棒だ。その頼もしい美しさは私だけがわかればいい。そんな信頼関係。

しばらく他愛のない話をしながら山岳をクリアしていく。最近練習できてない身からすると心地よいゆるポタ具合。ペダルのリズムを合わせながら登っていく。余裕のあるほうが後ろで。ペースは二人で作り上げるもの。

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ヤマ・ヤマ・ヤマ

山しかない。いい練習になりそう。冬の寒さにも負けないくらい体が温まってきたらちょっとお腹がすいてきましたね、なんて。焼肉には早いけれど、どうしたものかしら。

いい時間なのでランチにしましょうとパン屋さんへ。

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そーせーさん曰く、よく行くパン屋さんなのだとか。練習の中間地点にあってとてもおいしいらしい。りんごを半玉まるっとパイにしたものを二人でいただく。ほのかな酸味と甘みの果肉、パイのさくさく感。紅茶もとてもおいしく善き休憩となりました。

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昼休憩をすませたら今度は一気に降り由布院市街へと。ここから再び湯布岳を登り別府へと帰還するのだ。焼肉を美味しく食べるには準備が必要だからね。

秋色に染まったカルストにうねる灰色の蛇は今日はおとなしい。その上を2人はマシンを転がしていく。

憧れと不安を孕んだ春は遠く過ぎ、焦燥と鍛錬を積んだ夏は陽炎に消えた。

栄光と躍進の秋は晩夏に始まり、季節は雌伏の冬を迎えた。

ただ今日は焼肉のためだけに。私の心は肉汁で満たされている。

登る、登る。 IMG_3490.jpg

狭霧台展望台。夏まで閉鎖してたそこは。今は焼肉を求める人々の休息の場になっていた。私なんですが。

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2人のバイクを並べて。今まで何度かこの道を通ったけれどここで休めたのは今回が初めて。いろいろな災害に見舞われた九州だけに感慨深い。

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由布市街を透かして。グロスブルーとシャルトリューズが青空と秋草に映える。

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質実剛健に、精悍に。乗り込んだ証しは少し見栄えが悪いけれど。

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狭霧台を過ぎるともう終わったも同然。あとは別府の街へ降るだけ。

もうすぐ終わってしまう名残惜しさを風と景色とともに背後へ流し去って。野を駆ける喜び知る馬のように、自らの速さに酔いしれただ街を目指すのだ。

別府市街へと降り、そーせーさん宅の温泉で汗を流した。準備は整った。いざ、いざ!我ただ肉を喰らう修羅とならん。

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開店と同時に、なんかよく知らんお店に電話してもらってカチコミ。めちゃサシが入ってるやん君。さしおり焼こうか。

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美味しくないわけがない(確信)

柔らかく旨みがあるんですよ、肉って。知ってました奥さん?奥村さん。

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美味しくてすまない...すまない....。ホルモン大好きなので外せません。

美味しさは罪。ぺろりと平らげ次の店へ。

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barでお酒を頂き。

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締めでラーメン。

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そして追い締めで六盛の音麺。

ヘロヘロになってそーせーさん宅へ帰還。素晴らしいクリスマスイブだった。温泉に入ってアルコールを抜きたかったけれどそんな元気もなく。ベッドへと案内してもらって眠り込んだ。

次はいつ来るかも分からないけれど、素晴らしい一日をアテンドしてくれたそーせーさんに感謝を。ありがとうございました。またヤキニクオゴッテ欲しいです。

 

PS.アラームで目が覚める。もう9時を回ってる。ちょうど起こしに来てくれたそーせーさんに挨拶をしてリビングへ。お母さんに挨拶をする。

他愛ない音楽の話をして朝の温泉へ。気持ちの悪い汗を流して最高の私へ。おしゃべりする間にもお腹は減るもので。

昨夜はアブラっぽい物だったので今日はさっぱりな物。うどんと寿司で迷ったもののせっかくなのでお寿司を頂くことに。私達の間で定番と化しつつある水天へ。

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素晴らしい休日達に別れを告げ帰路に着く。またね。

STORCK AERFAST 20th

今日はお迎えした新しいバイクの話をしようと思う。

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STORCK AERFAST 20th

たしか2016年モデルだったように思う。フレーム890g、フォーク350g、フレームセット1240g。以前紹介したAERNARIOはフレーム790g、フォーク280g、フレームセット1070g。なので170gの重量増ということになりますね。

IMG_3013.jpg  STORCKは各フレームのグレードをCOMP、PRO、PLATINUMの3つに分けておりシグネチャーモデルのこいつは一番上のPLATINUMらしい。前のマシンが真っ黒だったので次はさわやか白いマシンがほしいなと思ってて、ちょうど目に留まったのがこのマシンだったってわけ。

IMG_3022.jpg  構成はR91デュラエースにコックピット周りをEASTONシリーズで統一。ワンポイントのチタンボルトはおなじみMOVEMENTからターコイズをチョイス。ボトルケージはBLACKBURN、BBはCHRISKING。

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サドルはS-WORKS TOUPE。組みつけは前回と同じくゆっきーさんにお願いしました。

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さて肝心の乗り心地はというと、エアロフレームの御多分に漏れず縦に硬く、横は普通といった感じ。エアロ勃興時は横剛性が低いと言われることが多かったように思うが、技術の進展かこの子はあまり感じなかった。最初、AERNARIOはGIOS PURE DROPから乗り換えたときに繊細でパリパリとしたフレームと感じた。今はもったり普通だなって感じだけど。

AERFASTは硬さを脚に感じることが多く、ポジションの慣れもなかったため臀筋ふとももが負けてる感覚があった。今は慣れたからそんなことはないけど。

なので乗りこなせないほど硬いというわけではなさそう。それよりも初めて使ったEASTON EC90 AERO×EA90 ステムがガチンコに硬く腕にキテる。ENVE SES AERO×SHIMANO PRO PLTは程よく硬く優しかったということですね。

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シェイクダウンはチーム練だったが、AERFASTは40km/h高速域での飛び出しや高速巡航でやはり速さを感じた。レースでやることはないだろうむりやりなビッグギアの踏み込みで、降り返しから登りを勢いのままアウターでダンシングをしてみた。おそらくBB下ブレーキを擦っただろう音が聞こえた。私程度のパワーでも車体がねじれるんだなと思ったとともに、パワー系のライダーは少しストレスを感じるかもしれない。

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そして、新しいBBのおかげで脚の回転はとても軽くスムーズで、ストレートフォークのおかげかコーナーもクイックで曲がりやすい。デュラで組んだおかげで68アルテで組んだAERNARIOより軽い気がするし、高速域で走ることが多いレースでとても活躍してくれそうな気がしている。これからこの子と頑張っていこうと思います。

PS:パイオニアパワメ送信機がワットを正確に計測できずパワトレが出来ない。雨の中乗ってないにもかかわらず浸水と判断され、修理に送ったものの手元に戻ってきたモノは相変わらず同じ症状。SGX-CA500といいパイオニアはあれ...。

JBCF大星山ヒルクライムE2

レースの話をしよう。

前回の大分ロードで昇格を果たしたので今回からE2クラスを走れることに。うれしい。

7月末の椿ヶ鼻で圧倒的遅さを披露していてまともに走れるのかとても心配。。。。。

結果はE2クラス優勝で次戦からE1クラスへ。うれしい。

 

大分に続いてまたも悪天候が予想される中、当日朝に現地入り。昨年度一般で出場しているため迷わずに着くことができました。

1時間前からローラーを使用してゆっくりアップ。大星山はスタート地点と会場が離れており、またスタートは一般出場者からなので実業団選手のスタートは遅くなります。先日の大分でチームメイトから借りたムオンチェーンルブが調子がいいので買ってみました。ウェットコンディションでも問題なく潤滑してくれて優秀です。

風雨の激しい中、震えながらスタート。序盤は3㎞地点ほどまで平坦からアップダウンをこなします。登りが弱いわたしは少しでもスタミナを温存して走る作戦。楽なポジションで行きます。

今レースは遠方の知り合いや有名人も多数出場。E1クラスではネクストリームのヒムロック選手、右京REVEの加賀選手。E2ではTRBのがんちゃん、SAUCEのエリートさん。特にがんちゃんは熊本で初めて一緒に走った実業団選手として、レースを意識させられるようになった選手です。

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E2ながらもTRBの代表ことがんちゃん
昇格したことで知り合いとやり合えることに喜びを感じながらだんだんポジションを落としていく。まったくウェットでのテクニックが上達していないのは練習不足です。

登りに入ったあたりから踏んで先頭付近へ。ここからは周りの様子を見ながらエコに展開。弱いので。

中間地点あたりまではたまに斜度が緩くなったり降りがあったりとロードレースちっくで楽しかったです。中間地点過ぎ、またもチームメイトのカツオがエスケープ。周囲は追いません。

時々モトのおじさんが先頭との差を教えてくれますが30秒と大幅に離されています。これは決まったなと思いながら淡々と踏む。

しばらく様子見してもそこそこの人数が残っているし、逃げも決まったぽいので作戦変更でちょっとアタックしてみる。しばらく上げるときつくなったので作戦を戻してペースも元に戻す。むしろ追いつかれるくらいに落として休憩。

人数が減ったような気がしますがゴール前勝負になるのは嫌なので一人、前を追走ということでペースアップ。アタックには反応できるくらいのペースで登ります。するとだんだん先頭との差が縮まり残り2㎞地点くらいかよくわからないあたりで追いついてしまった。追っているときは休憩してるんだろうなと思いながらパス。強いやつだし多分付いてくるだろうということで声もかけませんでした。

1㎞をきったあたりで私についてきてるのはボヤゲの選手。離れて1人。残り1㎞で仕掛けようと思っていたのですがきついので先送り。ゴールが近づいてきますが100m次でと先送りを続ける。

とうとう残り500m看板が見えてきた、サイコンで確認していたよりゴールが近いので焦る。多分ボヤゲは付いてきてる。多分。

残り300mくらいでアタック。たれないギリギリで後ろからアタックされても対応できるくらいの余裕を残して。

200、100と看板が過ぎてゴール。無事差されることなくゴールできてびっくりしました。まだ上げられましたね。そして寒い。

先にゴールしていたE1のチームメイトも優勝というサプライズでお互いに勝利の抱擁を交わす。あの時の俺たちは極寒の中でも最高にアツかったぜ...。

その後、寒さに震えながら手荷物を引っ掻き回しジャケットにくるまって下山。顔に打ち付ける雨はバチバチと氷塊のよう。下山後もまたまた1時間近く寒さに震えながら表彰式へ。
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よくわからない釜飯屋さんの釜飯
式後はさっさと撤収し温泉で昂って、がんちゃんやチームメイトの赤木さんと晩御飯へ。

とても素晴らしい気分の夜でしたが、次の日のしゅうなんクリテリウムは大雨暴風という予報で鬱を感じた。

昇格したことでがんちゃんやエリートさんとレースを走れることができとても嬉しかったです。次戦はもっと距離や展開のあるレースでご一緒したいですね。

あとがき:しゅうなんクリテはE3を行った後、中止に。今期2回目のエントリー費のみ徴収というモヤモヤとツラみレースをしなくていいという安堵。複雑な感情のまま帰路へつきました。崖島さん入賞おめでとうございます。
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1巻きされたガーミン

PS:今回はちゃんと画面を見たいのでラップを1巻きにしましたが壊れませんでした。

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雨中のレースが続く中適切なメンテがされなかったBBの亡骸。皆さんもグリスアップや注油はこまめに

 

Vipros チェーンオイル muon 60ml VS-667

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最近のレースについて

レースの話をしよう。

7月広島の惜敗から椿ヶ鼻、山口2days、大分2daysと転戦し少し書くことがたまってきました。

2017JBCF椿ヶ鼻ヒルクライムE3

結果は下から2番目のブービー。ホビーレースを走っていた間メインであったヒルクライムレースで衝撃でした。

スタート後から緩やかな登りを高速で走行、中盤からの急勾配で失速という結果。レース分析としては体幹の不足、練習の不足。ポジションキープが難しく踏み続けることが出来ませんでした。

反省としてプランクの導入、サイコンを修理に送って走るモチベーションの回復。(広島後、sgx-ca500が壊れてログを取れずやる気を喪失していた)

2017JBCF山口2days - 秋吉台ロードレース クラスE、維新クリテリウムE3 -

9/16,17の2連戦。秋吉台は数少ないロードレースということで入れ込むも昇格なし、エリートクラスタは統合、チーム戦という特殊仕様。Eカテ上位の選手と自分の得意分野でやり合えるので楽しむ方向で。維新は台風のため中止に。

結果は3位と健闘したと思います。

2週50km弱のアップダウンにゴール前10%-20%位の急坂。ここでがんばる作戦。台風で開催が危ぶまれる中、当日現地入り。1週目パレードからのアクチュアルスタート。悪天候のため降りで集団が崩壊。スキルがない選手はこの時点ですでに勝負から降ろされることになったと思います。私もスキルがない選手なので先頭からどんどんポジションを落として復帰するために脚を相当使いました。

2週目、ウエットの降りが致命的に下手で、このままだと勝負できないと考えゴール前に脚を残す作戦へ。周りを気にせず自分のラインで降り急坂前でアドバンテージ、または吸収される目論見。

幸いにもチームメイトが逃げに乗ったので先頭10番手ほどでローテに加わらない好位置で流す。吸収後、ゴール前まで降りが続く区間でアタック。集団から飛び出して降りへ。飛び出すも想定地点より早すぎてきつくなったので踏みやめて流しに移行。何人かに追い越され先に急坂に入られる。降り終わりで踏んで少しでもタイム差を縮めたい。ここでの差が致命的に勝負を分ける。

急坂途中で追いついて小休止。次の動きに備える。この時点で先頭は私を含め8人ほどか。残り1kmくらいでチームメイトが飛び出し強いなーと思いながら他の動向をうかがう。昇格ないしチーム優勝が出来ればいいので後詰めの気分。

20170915-17@JBCF-AKIYOSHIDAI-127 photo by FABtroni+camera 山科選手とその後ろ隠れて宇賀選手

他選手が追走に出ないのでもしかして余裕がない?と考えペースを上げVC AVANZAREの山科選手が付いてくる。残り500m位でチームメイトのカツオを吸収。きついペースをキープしているけど相変わらず山科選手はついてくる。もう終わりたいの気持ちしかなかった。山科選手と勝負かとボンヤリしていたら後ろからギュンとフィッツの宇賀選手が飛んでいった。瞬間で無理と判断してペースキープ。ここが私の弱さです。

残り250m位で山科選手がアタック。少し考えて"追うべき"の結論が出たのでペースアップ。ジワリジワリと後ろから併走まで追いついたものの時すでに遅くスプリントへ。半車身届かず3位に。

作戦は大体成功し、最後の急坂もイケるはずだった。負けたのは勇気を持って勝負を切り開かず、日和見に過ぎたからだった。勝負どころ、脚を残していたのだから宇賀選手に反応すべきだった。そして自分で仕掛ける。

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TAKE THE RISK OR LOSE THE CHANCE

応援しているAG2Rのバルデモデルより。

2017JBCF大分2days - 大分いこいのみちクリテE3、大分ロードレースE3 -

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photo by ko-he- @zildjian79590

10/14,15の2連戦。地元九州で近場、残りレースも少ないため焦燥感に駆られる。

初日のクリテリウムは1.1kmコースを10周回という短さ。勝てるビジョンが浮かばないためE3ならいけそうという理由でとりあえず集団スプリントを狙ってみる。

毎周回誰かしら飛び出しては吸収される高速レース。逃げ切りが決まりやすいコースとは言われているものの距離が短いため脚力の差がでない。クリテはロードレースやヒルクライムと違った勝負が必要でそれがなにかまだ分かりません。

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7周回目180°コーナー後に飛び出して逃げにトライ。ボヤゲの松原選手が出てきて協調してみるが1周後吸収される。しょうがなしと集団スプリントに備えるため集団中頃へ。とするとゴール2つ前のコーナーで前走パラボラの選手がリアを滑らせて曲がりきれず落車。はあああああああ!!??と思いながらブレーキをかけるものの放り出されたバイクにぶつかり落車。すぐさまバイクを確認して走り出す。この時点でわたしのレースは終わった。あとは一縷の望みを胸に復帰しようとするも30位という結果に。

前回の壱岐でもぶつかってきたのはパラボラだったので3回目はないと思って下さい。レースを降りる原因を作った選手に紳士に対応することはそろそろ出来ない。

2日目のロードレースは悪天候で、ゴール前コーナーが逆バンクなため気をつけた方が良いというアドバイスをもらい朝一で試走。試走終わり今日も頑張った!とやり遂げた気分に。朝一で会場入りしてもレースは最後なため寒い、気持ち悪い、眠い中なんとかやり過ごした。

ローラーでアップ兼暖気してスタートへ。交通規制終了まで時間が押しているため1周回減って5周回との説明が。

このレースも毎周回誰かしらアタックが入る。しかし登り切った地点で吸収かゴール登り前180°コーナーで吸収される。ウェットコーナーが苦手な私はどこかしらでスピードを落としてインターバル走をすることになり少しきつい。

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昨日は残念でしたねなんて話ながら。シーズン終盤になるとE3になんている連中はだいたい顔見知り。
残り2周回の時点でボヤゲの松原選手が逃げ30秒ほど差を付けられる。やばいのでローテで追走を試みるも上手く回らず焦燥が募り1人で追走に出るが180°コーナーの処理に失敗して吸収される。ラスト周回でも15秒ほど差がありこれは無理かも分からんということで先頭3、4番手へ下がる。この局面で前を引こうとする選手がいるが昇格狙いに切り替えたので私は引かない。セオリー的にはここで追い上げて吸収するのかもしれないと今思った。そうすると私はローテを乱す選手ということになる。

最終週で慌ててあげるよりも2周残してジワリ様子を見ながら上げた方がコントロールしやすいと思うけれどよく分からない。

ラストコーナー前降りではボヤゲは見えず決まったかななんて思いながらコーナー処理。すこし失敗して番手を落としたがすぐにギアを上げて先頭を射程範囲内へ。少し登るとボヤゲが前から降ってきて!?だったがパスして回りのスパートに合わせ番手をキープ。気づいたらゴール前500mくらいだったので何も考えずにアタック。頭の中は垂れたら、実は後ろに誰か付いてきてたら、差されたらなんて不安が渦巻いてたけれど無事1位でゴール。まだ余裕があったからもっとスパートかけてもよかったかもしれない。

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ゴール前、後ろが付いてきていないか確認するのが大切だと思ってるけど失速が怖くてなかなか出来ない。ウェットコーナー、この2つが次の課題ですね。

秋吉台は大きな自信に繋がったけれど未だ勝ちがない中、ここでダメだったらどうしようと自分を信じられませんでした。やっと昇格できて、今は実業団で戦っていいんだという安心感でほっとしています。

天気の悪い中写真を撮ってくださったko-he-さんやサポートして頂いた皆さんありがとうございました。またお会いしたいです。

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PS.サランラップのおかげでGARMINが壊れてなかったです。

西日本ロードクラシック2017クラスE3

レースの話をしよう。

2月の西チャレで運良く優勝できた広島森林公園でのレース。しかも2dayで2回もチャンスがある。これは昇格しかないということでまずは減量を開始。
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3週間で57kg少しまで落としたものの少しの練習で脚が全く回復しなくなったのでこれはいけないと食事量を増やした。なので最終的には58kg少しでレースへ。ただ単にカロリーを抑えればいいわけではなく奥が深いですね....。

 

7/1(土)、7/2(日)の1週間前から回復に専念。脚の調子に不安を抱きながら前日にチーム監督に乗せてもらい広島へ前日入り。
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 カーボローディングは王将!

当日は6時くらいに起きて試走へ。2月に走ったきりだからもうコース忘れちゃったしね。天気予報は曇り雨で路面はウエット。帰りたいと思いつつ走ると段々晴れてきて暑いくらいに。

E3クラスは3週しかないのでペースが速いことが予想される。なのでダッシュに対応できるように念入りにローラー。1時間前からTRBのメンツが場所取りをはじめておいおいマジかよ葡萄メーン...。

わたしは監督に場所取りしてもらって1列目に並ぶことが出来ました。120人overが出走なので絶対後ろになんて並びたくないものね....。ありがとう監督。

さて、レース開始で様子見のため20番手くらいで降りへ。みんなライン取りがアレ。登りで前が牽引しまくるので1週目は18分でクリア。ずっとパワーが300wを下回らないしなんなら400wでとてもきつい。

集団は20数人ほど。

2週目、3週目は19分で推移。集団は20人から15人へと。負けるつもりはないけど周りがちぎれる様子もないので勝負は10人くらいかな。

6番手くらいに付けて降りへ。でも橋で追いついた後続からかぶせられるのでポジションを落とす。意味ないやんやん。

トイレ小屋を過ぎて私の前の緑のジャージがアタック!一瞬空いた隙間に突っ込んでいった。すぐにコースが塞がって後ろに付けず。まじすごい。

2つあるコーナーの1つ目をクリア。2つ目はペダルヒット多発地帯とのことで注意をしていると横で曲がりきれなかった選手が膨らんで落車。ブレーキをかけてインへ。

前走とは5mくらい?ゴール前では絶望的。果てしなく遠くに感じる前を追って失速したバイクを振る。遙か前方を眺めつつ落ちた選手を1人ずつ抜いてフィニッシュ。不本意な結果だけど何とかシングルの9位。不満げ。

 

2日目も同じく3週。全て18分後半で推移。昨日にくらべるととても緩く感じてゴール前まで余裕を持って臨む(前日比)3段坂はきつかったけれどね。

ラストコーナーは4、5番手くらいで進入。アウトを目一杯使ってスピードを殺さない進入は出来なかったけどまあ良いでしょうくらい。トレインを乗り継いでいく作戦で後ろに付いたのは良かったんだけれど付くトレインを間違えてだんだん失速する人の後ろに。これはいけないと思って400m前くらいから飛び出す。2、3人抜いてフィニッシュ。リザルトは5位で不満げ。昨日の方がつらかったしね。

乗るべきトレインをきついからって見逃したのが敗因。でもゴール前のポジション争いに混ざってちゃんと場所を取る経験と降りでポジションを上げる方法。乗るべきトレインの見分け方が分かった気がするので少しずつ進歩している。

昇格は出来なかったので焦りがある。次戦は落とせない。気を引き締めて。

RIDE OF OGUNI

「拝啓みなさま。今週末は阿蘇でお待ちしております。素敵な夏をすごしませんか。敬具」

一通の手紙から始まった阿蘇での素敵な小休暇。これはそんな私たちのひとときの夏の記録-----

 

アラームで目が覚める。のそのそと起き出して起床の挨拶をする。脚は少し重たいくらいかしらん。充分走れるわねと確認する。

ジャージに着替えて荷物を車に詰め込んでいく。今日は車載で目的地まで。おいしいところだけ気持ちよく頂こうってワケ。

そうこうしているうちに今日の同行者も到着した。ふくべ君だ。今回はsoseiさんアテンドで私とフクベ君の3人で阿蘇を目指す。

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 車内でたわいない話をしながらライドへ。今回の旅の出発点は小国の木魂館だ。ここはrapha ride for kumamotoでもスタート地点に使われた知る人ぞ知るちょっと有名なプレイスなのだ。ほんとはMTBのJシリーズでも使われてたりと阿蘇・小国を走るライダーの起点施設なんだけれどね。

IMG_2316.jpg  バイクを降ろして出発!実は今回はrapha ride for kumamotoのルートをなぞっていく旅。soseiさんが先頭でルートを切り開いていく。

IMG_2345.jpg  新緑から濃い緑へと季節の移り変わりを感じながら6月の山道を登っていく。勾配計が16%を差しているが気にしてはいけない。気づいてはいけない。私たちはただこの素晴らしい景色に囚われていれば良いのだから。

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やっと登りが終わった。小気味よく流れる風景とラチェット音が流れる汗を置き去りにしていく。暑いわね。

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 かと思ったら今度は杉並木へ。木漏れ日を縫うように林道を登っていく。

IMG_2367.jpg  日差しを浴び林立する

IMG_2379.jpg  峠に近づき疎々とした林間から、谷を形成す小国の山容が垣間見える。

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 緑の林道は続く

IMG_2397.jpg  やっと峠まで登った。疲労と乳酸の漏れ出した脚に開けた空が刺さる。

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 ここから降って硫黄の香りする蒸気立ちこめる集落へ。よく冷えたコーラがおいしい。

IMG_2448.jpg  ペプシはないんですか。

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大いなる忍耐のすえに手に入れた獲得標高を湯水のように垂れ流しながらダウンヒル。水は低きに流れるってかやかましい。勝手に進むから楽だわね。 

IMG_2485.jpg  ピント合ってなーい

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 降りが終わったら登りがあるのはお約束。見てこの輝くばかりの笑顔を。 IMG_2550.jpg

 再び林道へ。

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 ちょっとここから脇道へ。普段通る綺麗な舗装にお別れを告げて田んぼの間を進む。

IMG_2648.jpg  阿蘇地方特有の草原地帯へ。

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 三愛レストハウスで小休憩。お昼はおすすめのあった山水亭へ。途中ミスコースなどあったり。

IMG_2863.jpg  お肉が食べたい気分だったのでカツカレーをチョイス。結構ボリュームがありましたが無補給なためペロリ。1050円なり。

席には少し待って座れましたが、お客さんが多かったためか料理が出てくるまで1時間近く待ちました。

IMG_2878.jpg  ボトルの水が尽きたため、経由地を変更して大観峰へ。

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IMG_2948.jpg  外せませんよね。

現時点で17時で予定を大幅にオーバー。早く帰りたい一心でふくべ君曳く帰宅トレインへ。全速力で木魂館に帰着しました。

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最後にゆるぽたにふさわしくない圧倒的スピードで疲労困憊な一行。すぐに着替えて併設の温泉へ。回復にはやはり温泉ですね。スタートからゴールまで。宿泊から温泉まで完備の木魂館。

一日の疲れを癒やして別府へと戻ります。温泉のおかげか特に疲労を感じません。フクベ君とお別れしてsoseiさんと2人でお寿司を食べに水天へ。一日の集大成は寿司でなるのだ!

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 関アジとサバは外せません。

IMG_6io02g  たまに食べたくなるよねと話題のトロ。

IMG_-qjeua4  炙りもおいしい。お腹いっぱいになるくらい食べましたがお値段もお安く大満足でした。

トレーニングライドの土曜から心満たされる小国での小旅行の日曜。アテンドしてくれたsoseiさんとフクベ君には感謝です。ありがとうございました。また機会があれば。

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LINTAMAN ADJUST PRO PLUS

シューズの話をしよう。

昨年買ってからずっと練習とレースで使ってきたLINTAMAN。ダイヤル式で着脱が素早く練習に最適だった。

1年近く酷使してきたんだけれどワイヤーを通している縫製が裂けてしまい締め付けられなくなってしまった。

IMG_2177.jpg  そこで新しいLINTAMANをお迎えした。今回はワングレード上がってADJUST PRO PLUSだ。

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ヒールにダイヤルが追加されホールド力がアップ。

IMG_2182.jpg  ソールのロゴもおなじみ。

IMG_2187.jpg  せっかくなのでオールドモデル(ADJUST ROAD PRO)と比べてみた。

IMG_2191.jpg  左のオールドモデル、縫製が裂けているのが分かると思います。右のニューモデルは改善されていますね。これで安心してLINTAMANが買える!

さて、ニューモデルのPLUSの履き心地ですがさすがヒールが改善されただけあってかかとを包む肉厚感が違います。雲泥の差でPLUSの方がホールド力がいいです。ヒールカップでフィットするのではなく厚さで押し包むといった感じでしょうか。

全体的なフィット感もPLUSの方が上で厚みがあります。

値段も上がりますが、身体に接するものは良いものを使うといいと思います。快適に、なにより楽しく自転車で遊ぶことができますからLINTAMANに限らず今後のライドライフのためにいいものを使っていきましょう。